NetFlixで配信されている台湾発の最恐ホラー映画「呪詛」をネタバレ有りで感想をレビューします。
この映画が実話を元にしていると知ったとき、エンディングのヤバさに戦慄すること間違いなしの台湾発激ヤバPOVホラー作品です。
映画【呪詛】のあらすじ・ストーリー
かつてある宗教施設で禁忌を破り、呪いを受けたリー・ルオナン。そして6年後、あの時の呪いが今度は自分の娘に降りかかったと知り、必死で我が子を守ろうとする。
Googleより引用
映画【呪詛】の登場人物・キャスト
- リー・ルオナン(ツァイ・ガンユエン)
- ドゥオードゥオー(ホアン・シンティン)
- シエ・チーミン(ガオ・インシュアン)
- アードン(ショーン・リン)
- アーユエン(阿Q)
映画【呪詛】のネタバレ有りで感想・レビュー
※ここからはネタバレを含みますので注意!
管理人はPOVホラーが大好物なのですが、こちらの作品はそのジャンルの中でも群を抜いて怖かったと思います。
まぁ厳密にいえば全編POV撮影というわけではなく、定点カメラで様子を観測する場面などもあったので、シーンによってはモキュメンタリー調とも取れる作風かなと思います。
最近では韓国発のPOVホラー映画「コンジアム」と同じくらい恐怖感でした。
コンジアムもそうでしたが、昨今のPOVホラーは見せ方や演出にすごくこだわってるなぁという印象で、「ただ単に一人称で観せるだけじゃない」という製作陣の創意工夫が垣間見れてとても好印象でした。
POVならではの現場にいるような臨場感はとても恐怖心を煽ってくれてとても良かったんですが、正直に言えば「そんな状況でカメラ設置する?」みたいな印象を抱いてしまったのも正直なところですが、これは同ジャンルの映画ではあるあるなシーンからくる自然な感想かなと思います。
POVは映画の臨場感を視聴者に伝えるために非常に有効だと思うのですが、逆に言ってしまうと、映画に没入しやすいからこそに感じてしまう違和感もあるな、と気付きを得ました。
とは言え、その点が恐怖を削るマイナスポイントかと言えば決してそうではなく、映画としての恐怖レベルは間違いなくトップレベルに怖かったですし、物語としても非常に面白かったです。
POVホラーの醍醐味でもある驚かし系やビックリ系も万歳ですし、アジアンホラー特有(管理人だけが感じてることかもしれませんが…)の湿度が重くそこはかとない仄暗い空気感、とってもグッドでした。
特に宗教施設や地下道などの描写が非常にリアルで、観る者になんとも言えないじっとりとした湿度の高いまとわりつくような恐怖感を与えます。
なぜアジアンホラーって体にまとわりつくような質度を感じる湿度感があるんでしょうね笑
特に、呪文を唱えるシーンでは、言葉の意味が解説されることで、更なる恐怖が視聴者を襲います。
でタイトルにもある通りエンディングの盛大なネタバレをすると、この映画は観てる視聴者にも呪いをお裾分けする、という仕組みです。
要はネットの怖い話「お憑かれさま」のようなオチですね。(知らない人はググってね)
この点に関しては察しの良い勘の鋭い方は冒頭で気付くと思います。
ちなみに管理人は捻くれ者なので勘づいてしまいました笑
あと物語そのものもめちゃくちゃ怖かったんですが、やはり人間そのものが内包する狂気と言いますか、主人公のリー・ルオナンの執着っぷりが非常に怖かったです。
母である主人公の選択ひとつひとつを冷静に客観的に見ると、どう転んでも娘が幸せになれる結末がないように感じたのは私だけでしょうか。
後味が良いか、と聞かれれば決してそうではないと思いますが、ホラー映画としては一級品の恐怖を味わえる作品ですので、ホラー好き、アジアンホラーが好きな方は観て損はない傑作映画だと感じました。
映画【呪詛】の元ネタになった実話の事件
実は映画「呪詛」には2005年2月、台湾・高尾市鼓山区に起きた実話の事件が元ネタとなっています。
一家六口月前陸續「起乩」
元ネタとなった実話の事件とは、2005年2月、台湾南部・高雄市鼓山区に住んでいた6人家族がそれぞれ「異なる神に取り憑かれた」と主張し合って殺人事件に発展した、通称『一家六口月前陸續「起乩」』と呼ばれる、いまだ解明されていない謎が多い事件です。
詳しくは『呪詛 実話 元ネタ』で検索すると出てくるので、興味がある方は調べてみてください。
このような奇怪な事件が実際に起きたとは俄かに信じ難い内容ですが、非常に興味深い事件です。
実際の事件を映画化した訳ではなく、実際の事件から着想を得てを作られた映画、という作品なので、
どの部分が元ネタの事件からインスパイアされているのか探してみるのも面白いかもしれませんよ。
映画【呪詛】はアマゾンプライムやU-NEXTで観れる?
映画「呪詛」はNetFlix限定配信なので、アマゾンプライムビデオやU-NEXTではご視聴いただけません。
映画【呪詛】のまとめ
こんな感じで今回は台湾発の最恐POVホラー映画『呪詛』を紹介させていただきました。
個人的には欧米のホラーよりアジア系のホラーの方が怖く感じるのですが、それはやはり私が日本人だからでしょうか笑
アジアンホラーは肌にまとわりつくような湿気を孕んでるような気がして恐怖心をより煽ってくるんですよね。
そこが好きなのですが笑
また面白いアジアンホラーを見つけたら紹介したいと思います。
SNSでシェアしてくれるととても嬉しいので、そちらもよろしくお願いいたします🙇♂️
ではまた!