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映画【刑事ジョン・ルーサー:フォールン・サン】をネタバレ有りで感想・レビュー!あらすじ&海外ドラマシリーズまで詳しく解説!

海外ドラマで人気を博した刑事ジョン・ルーサーシリーズがついに映画化!ということで早速観ました。
ネタバレありなので未聴の方は気をつけてね!

映画【刑事ジョン・ルーサー:フォールン・サン】をネタバレ有りで感想・レビュー!あらすじ&海外ドラマシリーズまで詳しく解説!

映画レビューの前に、予備知識として海外ドラマの刑事ジョン・ルーサーシリーズに触れておく。

海外ドラマ【刑事ジョン・ルーサー】って?

海外ドラマの【刑事ジョン・ルーサー】は2010年から英BBCで放送されていたドラマで、スーサイド・スクワッドのブラッドスポート役が有名なイドリス・エルバ主演のサイコサスペンス・ミステリー作品です。

猟奇事件と主人公ルーサー周辺の人間模様の2軸で物語が進みます。

個人的には、映画版を観る前に海外ドラマシリーズを一巡してから映画版を観た方がより楽しめる作品だと感じました。
なぜなら、ドラマシリーズで構築された人間関係が映画版では非常に重要な要素だと感じたからです。

映画【刑事ジョン・ルーサー:フォールン・サン】のあらすじ

刑務所に収監されていたロンドン警視庁の名刑事ジョン・ルーサーが脱獄。自らの心をさいなむ未解決の殺人事件に決着をつけるため、猟奇的な連続殺人犯を追い始める。

Netflixより引用

映画【刑事ジョン・ルーサー:フォールン・サン】の登場人物・キャスト

  • ジョン・ルーサー(イドリス・エルバ)
  • マーティン・シェンク(ダーモット・クロウリー)
  • オデット・レイン(シンシア・エリヴォ)
  • デヴィッド・ロービー (アンディ・サーキス 
  • アーチー・ウッドワード(トーマス・クームズ)
  • コリン・アルドリッチ(ハティ・モラハン)
  • アーニャ(ローリン・アジューホ)

映画【刑事ジョン・ルーサー:フォールン・サン】をネタバレ有りで感想・レビュー

※ここからはネタバレを含みますので注意!

物語は主人公の刑事ジョン・ルーサー(以下ルーサー)が刑務所に収監されるところから始まります。
海外ドラマシリーズを観ていた人なら収監される理由はすぐにピンとくるかもしれませんが、ルーサーは数々のオラオラ捜査によって有罪判決を喰らってしまうのです。(ドラマシリーズを未聴の人にも分かるように表現されているのでご安心ください)

自分が正しいと思った信念・行動は貫き通すルーサーは今作でも暴れております。
その行動をやんわりと軌道修正したり補助してあげるのがダーモット・クロウリー演じるマーティン・シェンク(以下シェンク)。

ドラマシリーズでは規定の捜査手順から外れた捜査を水面下で働くルーサーの怪しい動きに目を光らせる上司役でしたが、今回も案の定、安定の振り回されっぷりで安心しました。
しかしその関係性は決して悪いものではなく、むしろ長年の仕事仲間として一緒に働いてきたキャリアが形成する固い信頼関係で結ばれていることが今作でも垣間見れてドラマシリーズのファンとしては非常にほっこりする一面も見れました。
良き友人としての助言や現上司からの監視から遠ざけるための助け舟などなど、まるで相棒かのような立ち振る舞いはドラマシリーズでルーサーとバディを組んでいた歴代の相棒たちを彷彿とさせます。

そして今作の物語の犯人・悪役はアンディ・サーキス演じるデヴィッド・ロービー
こいつがかなりのサイコな犯罪を繰り返しているヤベー野郎で、犯行内容としては、一般市民を拉致して拷問する様子をネットを介し世界の変態共に配信するサービスを行っているとんでもない奴です。

この凶悪犯、実は単独犯ではなく自身と同様の趣味趣向の持ち主、つまり同種の輩衆と結託して犯行を重ねるとんでもない集団のリーダーで、自分が動かぬとも他の誰かに指示を出して暗躍させる司令塔のような立ち位置の人物です。
とは言え自分はあぐらをかいて事の成り行きを見守るだけかと言えばそうではなく、素知らぬ顔で自身も積極的に被害者の親族と関係を築いたり、積極的に自分の手を赤く染めることも厭わない、正に変態の鏡。(良く言えばやり手の経営者タイプ)

犯罪組織としての規模は不明だが、物語の終盤で明らかになる犠牲者数を鑑みれば、その規模は数人ではなく数十人単位のメンバーが在籍していることが伺える。
また、前述の通りネットを介して世界各国の同種の変態共に動画を配信して何らかの形で収益を得ていたのだとしたら、直接的ではないにしろモニターの向こうにいて楽しんでいる奴らも同罪だと言えるのではないだろうか。

今作で個人的に超胸糞だなと感じたのは、加害者側が被害者面することである。
要約すれば
「このような性質で生まれてしまった故に、我々も日頃から我慢を強いられている」
のようなセリフを吐くのだが、当事者以外には全く正当性のない理不尽な論調にフィクションとはいえイライラしてしまった。
まぁ似たような思想というか被害者意識で悪行に手を染める犯罪者像はこういったクライム作品にあるあるかもしれないが、やはり何度観ても気持ちのいいものじゃないなと。

で、物語の終盤では視聴者が思わず「えっ!?」と身を乗り出してしまうシーンもありますが、安心してください。
それ、生きてますから。
物語としてはその人物が生きてない方が視聴者の心に爪痕を残す気がしなくもないが、まぁ超バッドエンドは回避されたので良しとしましょうか。

安定のクオリティで非常に楽しませていただいた今作ですが、何やら次回作を予見させる終わり方をしたので次回作も気長に待つことにします。

映画【刑事ジョン・ルーサー:フォールン・サン】のまとめ

こんな感じで映画【刑事ジョン・ルーサー:フォールン・サン】の感想とレビューを終わりたいと思います。
やっぱ何度観てもルーサーはかっこいいなぁと再認識させられる作品で非常に面白かったです。
クライム・サスペンス作品が好きな方はぜひ観てみてください。

ではまた!


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