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映画【アイアムアヒーロー】をネタバレ有りで感想・レビュー!原作漫画ファンも納得のクオリティとは?

『アイアムアヒーロー』は、2009年から2017年にかけて刊行された花沢健吾さんの同名漫画を原作とした、2015年の日本映画です。映画化にあたり、主人公の鈴木英雄役を大泉洋さんが演じています。本作は、現代日本に突如として出現した感染症により、人々が狂気に陥り、生き残りをかけた壮絶な戦いが描かれるサバイバルホラー映画です。この記事では、『アイアムアヒーロー』のストーリーのネタバレを含む感想・レビューをご紹介します。原作ファンも納得のクオリティとは一体何なのでしょうか?

映画【アイアムアヒーロー】をネタバレ有りで感想・レビュー!原作漫画ファンも納得のクオリティとは?

原作漫画の大ファンでもある管理人がクオリティに納得できる数少ない映像化作品の一つでもある映画【アイアムアヒーロー】についてネタバレありの感想をレビューします。
原作ファンも楽しめるし、映画から入った人は原作漫画で深堀するのも面白い作品です。

映画【アイアムアヒーロー】のあらすじ

主人公・鈴木英雄は、さえない35歳の漫画家。デビュー作は連載開始後半年で早々に打ち切られ、借金も背負い、アシスタントをしながら再デビューを目指し、ネームを描いては持ち込む日々も3年が経ち、出版社には相手にされない悶々とした日常を過ごしている。そんな無為な日常の中の救いは、恋人である黒川徹子の存在。だがその彼女も、すでに売れっ子漫画家になった元カレを何かと引き合いに出し、酔うたびに英雄の不甲斐なさをなじる始末であった。

そんなある日、全国的に「噛み付き事件」が多発する。町に増えてゆく警官の数、さらには厚労相が入院して、その入院先で銃撃戦が起こるといった報道が立て続けに起こる。英雄も深夜、タクシーに轢かれて両腕と右足が潰れ、首が真後ろに折れても運転手に噛み付き、奇声を発し立ち去る女性を目撃する。

やがて、周囲の人々がゾンビのような食人鬼と化す謎の奇病が蔓延し、「ZQN」と呼ばれる感染者たちが街に溢れる。恋人や仕事仲間も犠牲となり、都内から逃亡した英雄は富士の樹海で女子高生・早狩比呂美、御殿場のアウトレットモールで看護師・藪(小田つぐみ)と出会い行動を共にする。

wikipediaより引用

映画【アイアムアヒーロー】の登場人物・キャスト

  • 鈴木英雄(大泉洋)
  • 早狩比呂美(有村架純)
  • 藪(小田つぐみ)(長澤まさみ)
  • 伊浦(吉沢悠)
  • サンゴ(岡田義徳)
  • てっこ(黒川徹子)(片瀬那奈)
  • 中田コロリ(片桐仁)

映画【アイアムアヒーロー】をネタバレ有りで感想・レビュー

※ここからはネタバレを含みますので注意!

映画では原作で言うところのショッピングモール編がメインの軸とした物語です。
まぁ原作漫画を映画の尺に全部収めるのは無理があるので、その点は仕方ないですが原作漫画ありきの映像化作品としては原作ファンも納得できるクオリティの映画だと思います。
主人公のキャスティングも見事で、原作漫画の主人公鈴木英雄のダメっぷりの再現度も素晴らしかったです。

早狩比呂美の配役は個人的にイメージと違ってちょっとウーン…となりましたが、それを凌駕するほどの鈴木英雄とZQNの再現クオリティの高さです。
というか日本の映画でここまでグロいゾンビ(厳密にはゾンビではないが)の表現ができるんだぁと感心してしまうほどの原作まんまのクオリティは圧巻です。

この作品に登場するゾンビは所謂従来のノロノロと動くソレとは違い、過去記事で紹介した映画の『28日後…』や『ワールドウォーZ』『レック・REC』などで登場する走る系のゾンビです。
そして当然のように超凶暴で、正常な人間を見ると獰猛に襲いかかってきます。
あちこちぶっ壊れて血まみれ姿で走り回る日本人ゾンビをお目にかかれる日が来るとは思ってもみなかったです笑
上記の理由から、ある程度のグロ耐性がないとちょっとキツイかもしれないので注意が必要です。

物語に話を戻す。
前述の通り原作のアウトレットモール編を映像化した今作ですが、舞台となるのは原作通りの御殿場のアウトレットモールです。
そのアウトレットモールに買い物に来ていた客連中がZQN化し、襲われた犠牲者がまたZQNに変貌するので正にパンデミック状態なのですが、こんな状況でなんとか難を逃れた人々はアウトレットモールの屋根に避難し、結果的にそこを拠点として組織体制を作り上げます。

勘の言い方ならこの時点で気づくと思うのですが、そういった個性が偶発的に集まった徒党の中には正義マンが出現し、その正義マンを中心にリーダー格グループが形成されて組織を牛耳ろうとするんですよね。(傍迷惑な奴ら)
で、その小さい組織内で権力をほしいままにするリーダー格グループに目をつけられたのが、猟銃を持って外部から逃げてきた鈴木英雄の『銃』な訳です。

そりゃこんな凶暴なゾンビを生み出すパンデミック世界なら日本人だって武装したくなりますわな。
その気持ちは分かるが無理矢理奪おうとする行為はダメです、絶対。
理不尽なリーダー格グループの立ち振る舞いに対してもダメっぷりを発揮する主人公ですが、実は銃を持つと本当に英雄(ヒーロー)のような活躍を見せてくれます。

迫り来るZQNを猟銃を使ってガンガンぶっ倒していく様、その迫力は圧巻の一言。
原作漫画内でも手に汗握る攻防戦で大好きなシーンだったので、それを見事に映像で再現した製作陣に拍手を送りたいと思っています。
散弾銃でZQNをガンガンぶっ倒してくシーンは最高でした。

オチとしては所謂『ここからエンド』のようなニュアンスで終わってしまいますが、前述の通り尺の都合上仕様がないと思いますので、結果的には納得できる締め方になってます。

映画【アイアムアヒーロー】のまとめ

こんな感じで映画【アイアムアヒーロー】の感想・レビューを終わります。
28日後…』や『ワールドウォーZ』『レック・REC』などで登場する走る系のゾンビが好きな人なら楽しめる作品なので、よかったら鑑賞してみてください。

ではまた!


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